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鹿追の牧場従業員 Kさん

2023年6月14日~16日 実習感想

長年、医療の現場で従事してきましたが、以前から酪農の世界には興味があり、休日に近場の酪農・農業体験に行くなどしておりました。

“北海道の広大な大地で自然と動物に携わってみたい”との想いを実現する決断をし、昨年の4月から道内の町が運営する農業研修プログラムに参加することにしました。

職場を退職しなければ実現できないことだったので、決断するまでには随分と悩みましたが、やらなかった事を後悔するよりも失敗した方が良い!と思い切りました。

1年間の研修は、見るもの聞くもの全てが新鮮でとても刺激がありました。

ミルクが生み出されるまでの牛のサイクル、授精、牛の病気、廃用牛の存在、牧場ごとによる規模、設備、飼育方法の違いなど、酪農現場の実情を知る中で酪農の奥深さや難しさを感じました。

また、ミルクやお肉として、人間に与えてくれている牛への感謝の気持ちが強くなりました。これまでも、“命をいただいている”ということは認識していましたが、頭ではなく感情で感謝の気持ちを強く抱いた感覚です。

現在は、お世話になった研修先の牧場で従業員として働かせていただいています。

ペットではなく経済動物ということを理解しながらも、接する際は牛を大切に扱ってあげたいと思っています。

牛を大切に扱うことは、疾病予防や乳質の向上にも繋がり、自ずと経営にも良い影響を与えるのではないかな…と思っています。

そのような中、勤め先の社長からマドリン牧場の話を聞きました。

ホームページを閲覧し、実際どのように女性1人で牧場を経営しているのだろうか?牧場経営以外での勢力的な外部発信活動はどのように行っているのだろうか?ととても関心が湧きました。

現在の勤め先では搾乳を主な仕事としておりましたので、マドリン牧場ではまどかさんと一緒にほぼ全ての作業に従事し、1日に必要な牧場業務を通しで行う貴重な経験をしました。

また、1〜2時間の見学とは違い実際に従事させていただくことで、設備や作業方法の細部の取り組みを見ることが出来、このようなやり方もあるのか!こんな効果が得られるのか!と新しい発見があり、視野や方法論が広がりました。

まどかさんのアクティブでエネルギーに満ち溢れた姿がとても印象的な3日間でした。

私の今後の方向性は現時点では酪農1本とは決めておりませんが、今、この環境下で吸収できるものはしっかり得て、未来のビジョンの材料に繋げていきたいと思っています。

突然の問い合わせにも関わらず快く研修を受け入れて下さり、大変感謝しています。

本当にありがとうございました。

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